さびこ2周年
さびこが我が家にやってきて、早くもまる2年が経ちました。
2年前の2月1日、まだ幼さを残した推定7か月の女の子は、ケージに入れられてビクビクしながらわが家にやって来てくれました。
ウチにやって来たその翌日から行方不明になって、大慌てで「猫を探しています!」チラシを作ったり(その後、洗濯機の裏に隠れていたことが判明)、緊張のあまりか下痢をしたり、2階のベランダから転落事件を起こしたり、初めての発情期で大変だったり、その後受けた避妊手術で傷口が開いて痛い思いをさせてしまったり、頼んでもいないのにうずこがやってきたりと、彼女にはたくさんのドラマがありました。
私も猫を飼うのは中学生以来で、しかも完全室内飼いは初めてのことだったので、いろいろさびこには辛い思いや、嫌な思いをさせてしまったかもしれません。
いまだに慎重なビビリ猫であることは変わりませんが、今ではすっかり家にも慣れ、食事を楽しみ、そして妹分のうずこともケンカしながらもそれなりに仲良く暮らしております。
メス猫だからかもしれませんが、成長しても小柄で、体重も3.5キロくらいをずっとキープしています。与えれば好きなだけご飯を食べる猫ではありませんで、同じ量を与えてもその日の体調で残したり、足りなくて追加を催促したりと、極端に食べ物に走ることはありません。
お蔭で体重も体形も一定を維持しており、それはそれで飼い主としては安心しております。
幸いなことに身体も強いようで、まれに鼻水を垂らしているときがあるくらいで(それはそれでマヌケで可愛いのですが)、基本的には病気もせずに元気に過ごしてくれています。
飼い主としては性格も穏やかで、とても買いやすい猫に育ってくれたことを喜んでいます。猫は個体差が激しく。極端に臆病だったり、攻撃的だったりということもあるようですが、さびこはツンデレ気味ではあるものの、優しくて穏やかな猫です。
攻撃性の高いうずこという強敵がいるものの、取っ組み合いになっても胴長短足体型のさびこは、安定感がうずことは比べものにはなりません。腰の据わった猫パンチでうずこを軽く退けてしまいます。
突然茨城からやってきたさびこに生活パターンを乱された当初、妻に「茨城に返すぞ!」と怒鳴られたのも今となっては笑い話。私以上にさびこ大好きになった妻は、仕事から帰宅するとまっ先にさびこを呼んでおります。
2年という月日が、さびこと我々夫婦の関係を変えました。
若い頃はわがままし放題だったさびこですが、月日を経て飼い主のことも家のことも理解したのか、この頃は穏やかになり、聞き分けも良くなりました。
外に逃げ出すこともなく、寝る前に「そろそろ2階に行くよ」といえば、私と一緒に階段を駆け上がり、食事時間の5分前には家の中のどこにいても、どこからともなくフッと姿を現してテーブルの上に座っていたりします。
見た目はどことなく笑えてしまうさびこなのですが、おしとやかないい子に育ってくれました。(親バカ)いやいや本当にいいですよ、さび猫は。これから猫を飼おうって思っている方がいたら、絶対お薦めしちゃいます。
いつの日か私の店で看板モフモフとして全国デビューする日も・・・きっとないでしょう。(笑)
彼女のビビリな性格では。
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